兵庫県鉄工建設業協同組合

  

 

 

平成27年 理事長年頭の挨拶

 皆さんあけましておめでとうございます。

 平成27年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。平素は組合事業運営につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 扨て、国土交通省の着工統計ベースで平成26年度上半期の鉄骨需要は254万トン(前年度比8.8%減)で年度需要は500万トン程度の見通しですが、我々ファブの工場稼働、山積み量は高水準の状況が続いており、今年度も民間では、物流倉庫、商業施設等、又、公共関連施設も堅調に推移し、特に下期は、再開発、オリンピック関連、インフラ関連等々で関東中心ではありますが、需要急増の動きが見られます。品質を確保しながら、短納期対応や鉄骨を安定的に供給していく責任の中で、上記のとおり鉄骨需要が回復する中、人手不足、工期遅れ等の課題も浮き彫りになってきております。

 一方、鉄骨価格については、品質にみあう適正価格に近づいているものの、電気料金、輸送費等の高騰により、適正利益を確保できるまでには至っていないのが現状で、将来的に事業継続を可能にする為にも、人材の採用や育成、又、設備の更新等々も必要不可欠になっており、弱体化した企業体力を元にもどす事が必要で、もうワンステップの値戻しが必要であります。昨年末選挙では、アベノミクスを国民が支持する結果となり、今後の経済により期待感が強まってきております。受注環境が良くなってきている中、今後ファブ同士の過当競争という、同じあやまちを繰り返さない為にも組合の存在意義の一つである「情報交換、情報共有」を組合員として、仲間として、見つめ直す必要があると考えます。

  最後になりましたが、緒方前理事長の後任として新理事長を拝命致しました。組合活動の継続的な発展を実現する責任の大きさを強く感じております。

役員一同、組合員の皆様と共に行動して参ります。

 今後とも皆様の温かいご指導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

皆様のご多幸を祈り、新年の挨拶とさせて頂きます。

 

 

平成27年1月1日


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